琉球新報 週刊かふう

第6章 家族の人数に合ったモノの適正量を知る

みなさん、こんにちは。もりかどあゆみです。 暦の上ではもう秋ですが、まだまだ暑い日が続いている沖縄。夏バテなどしていませんか?熱中症は室内でも起こります。片づけスイッチが入ると時間を忘れて夢中になりがちですが、休憩を挟みながら小まめな水分補給を心がけてくださいね。

さて前回の宿題本・雑誌の片づけは進みましたか?それと、みなさんの本棚にはどんな本逹が並んでいましたか?片づけが苦手な方ほど、片づけに関する本や「収納術11!!」と大きく表紙に書かれている雑誌をた<さん持っているものです。過去、私がお片づけサポートをさせていただいたお客様も、片づけに関する本や雑誌をた<さん持ってい ました。

もちろん収納本を買ったからといって部屋が片づくわけではありません。行動に移さなければ意味がないのです。

7年前、メンタル不全に陥り、引きこもり専業主婦時代の私の本棚には、自己啓発系の本がた<さんありました。本を 整理していく中で気づいたことは、どの本も似たょうな事ばかり書いてあるということ。そして、結局行動に移さない限り現状は変わらないという答えにたどり着きました。

そこから私は本を読みあさるのを止め、本に書いてあることで今の私にできる小さな事から始め ました。そして小さな「できた打」を積み重ねていく中で、それが自分の中で大きな自信へと繋がつて行きました。

あなたが持っている本達は、あなたに何を教えてくれていますか? モノと向き合うことは、自分自身と向き合うことでもあります。お片づけで自分と向き合う時間を楽しんでみてください。

さて、次回の宿題は日用品です。家の中にあるほとんどが日用品(タオル・食器・調理器具·爪切り・耳かき・文房具・玩具・洗剤など)だらけ。水回り・キッチン・リビングなどスペースごとに、片づけるスケジュールを立て進 めていきましょう。

片づかない家に共通していることは、モノの量が多すぎる!!ということ。家族の人数に合ったモノの量(適正量)を知ることが大切になります。

適正量=家族の人数×1.5

ライフステージが変わって、子育てが終わり、子ども達が自立した後のモノの量を見寵さない方がとても多いです。

この機会に、現在暮らしている家族の人数に合ったモノの量かどうかということを確認してみてください。

手放す勇気をあなたに。ではまた来月お会いしましょう。

↑BEFORE
子どもたちが自立する前、7人で蓉らしていた頃の食器がそのまま残っている状況。

↑AFTER
現在は二人暮らし。家族の人数に合わせた量+来客用のモノだけを残しました。


琉球新報 週刊かふうにて連載
コラム「ゆとりのち晴れのお片づけ」

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