琉球新報 週刊かふう

第5章 読まなくなった本は過去の自分進化のために手放す勇気を

みなさん、こんにちは。もりかどあゆみです。 早いもので、もう8月!!今年も残すところあと5カ月を切りました。このコラムで出される宿題をこなしていくと、年末には家中スッキリ片づいていると思いますので、モチベーションを保ちながら楽しく取り組んでみてくださいね。

さて、前回の宿題でもありました、かばん・アクセサリーなど小物類の整理は終わりましたか?片づけを通して、あなたはどんなことに気づきましたか?実は、作業よりも片づけをしてみて何に気づいたかということが大切なのです。
それに気づかない限り、ずつと同じ「モノの買い方」を繰り返し、片づけを始める前の状況にすぐに戻ってしまいます。

私の場合は、タートルネックとストールをた<さん持っていました。でも、それらは好きで持っていたわけではありませんでした。私の首元には大きな手術跡があります。いつも他人の目が気になり、その傷跡を隠すことに必死になり、気づけば首元を隠す衣類だらけ。そんな衣類達を見て「どれだけ隠したかったんだ!」と思わず自分でツッコミを入れてしまいました(笑)。 そして、いつまでも隠し続ける自分が、何だか自分らしく生きていないょうに感じたことを今でも覚えています。

「ありがとう!私は前に進みます!!」首元を隠していたモノ達に別れを告げ、新しい一歩を踏み出した自分が 誇らしく感じたのも事実。モノを手放すことは、過去への執着を手放すことでもあり、新しい未来を手に入れるための前準備だと思えば、手放す不安も減り、前向きな気持ちで片づけをすることができます。
過去への執着を手放し、あなたも未来に向かって片づけを進めてみてくださいね。

さぁ、今回の宿題は本・雑誌です。あなたの本棚にはどんな本達が並べられていますか?
一般的に、本棚を見れ ばその人の人格が分かると言われています。今まさにあなたの本棚は、あなた自身を映し出してい るといっても過言ではありません。

最近手に取らなくなった本は、本当にのあなたにとって必要な本ですか?人生のステージが変われば、読む本が変わるのは当たり前。私は進化し続ける自分であるためにも、の自分にとって必要のない本はどんどん手放していっています。
手放して初めてやっぱり必要だったと感じた時は、同じモノを探して買えば良いと思っています。これまで多くの本を手放しましたが、残念ながら手放したことを後悔して同じモノを買いに走ったことは一度もありません。

今一度、自身の本棚を見渡してみて、ここ1年全く手をつけていない本達が、今・そしてこれからの自分に必要なものなのかどうか、心と会話を楽しみながら整理してみてくださいね。

手放す勇気をあなたに。では、また来月お会いしましょう。

モノヘの執着を手放すことで、シンプルな暮らしを手に入れることができた我が家のリビング。


琉球新報 週刊かふうにて連載
コラム「ゆとりのち晴れのお片づけ」

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