琉球新報 週刊かふう

第8章 増え観ける思い出品のお片づけ方法

みなさん、こんにちは。もりかどあゆみです。 あっという間に11月!!朝晩少しずつ肌寒くなって来ましたね。寒いのが苦手な私にとっては布団が恋しい季節になって来ました。

さて、前回の宿題、紙類の片づけは進みましたか?

紙類の片づけは根気が必要です。細かい作業だからこそ途中で逃げ出したくなる気持ちも痛いほど分かります。 ですが、一度片づけてしまえばこっちのもの!楽で快適な暮らしを手に入れることができます。残念ながら「やる気」が出るまで待っていても、「やる気」はあちらからやって来ません。ただ時間だけが過ぎて行くばかりです。 まずは、一歩を踏み出す勇気を持つこと。少しずつ体を動かしているうちにだんだん気持ちに変化が表われて来ます。そして気づけば「やる気」登場!!
まずはやってみる!これが片づけを成功させる秘訣なのです。

さて今回のテーマは思い出品です。 年を重ねていくほど思い出品は増え続けていきます。だからこそ定期的に見直すことが必要なのです。そして思い出品は難易度がとても高いです。写真を見ては手が止まったりしますし、思い出の中には楽しい気持ちにさせるモノばかりだとは限りません。自分自身と向き合う勇気もまた必要です。

私は、家中の片づけを始めて思い出品にとりかかるまで4年かかりました。
今思えば、4年もかかったのは過去と向き合うことが怖かったからだと思います。思い出品と向き合うことは、これまでの自分と向き合うことでもあります。

自分がこれまで何を大切に生きてきたのか。そしてこれから先の人生、何を大切にして生きていきたいのか。自分自身と会話をしながら思い出品の片づけを楽しんでみてください。

思い出品の保管方法はデータ保存や、写真を撮っていっでも見返せるように手元に残す方法などもありますが、面倒臭がりの私が取り入れているのは自分専用の思い出Boxを作ることです(家族一人一人に作ることをおすすめしています)。
我が家は5 人家族なので、家族の写真Box以外に個人専用の思い出Boxが5つあります。 そしてその思い出Boxにはそれぞれの大切にしたいモノ達が入っています。

面白いもので、家族一人一人価値観が違うため、思い出Boxにもその人の色が出ますよ(笑)。

大人は自分で整理できるのですが、子どもの場合は自分で判断できても、進め方がわからないことが多いので、ぜひサポートしてあげてください。
それでは、引き続き思い出品の片づけを楽しんでくださいね。

手放す勇気をあなたに。また来月お会いしましょう。

我が家は毎年、進級・進学前の春休みに子ども達と思い出BOXに何を残すのか選別しています。

場所をとる作品などは、写真を撮ってアルバムなどにすれば見返すこともできます。

我が家の思い出BOXは無印良品の蓋付きBOXを使用。最初から大きいサイズにするのではなく必要になったときに買い足します。

 

琉球新報 週刊かふうにて連載
コラム「ゆとりのち晴れのお片づけ」

関連コラム