琉球新報 週刊かふう

第10章 感謝の気持ちで掃除を楽しむ

新年、あけましておめでとうございます。 2O20年、みなさんはどのような目標を掲げましたか?
私の今年の目標は猪突猛進、今年も感謝の心を忘れず、いろいろなことにチャレンジして行きたいと思っています。

今回は掃除の心得についてお伝えしていきたいと思います。

毎日を快適に過ごすためには、掃除は必要不可欠です。 定期的に行うものだからこそ、嫌々するのではなく、楽しく掃除に取り組みたいですよね。とは言っても、私も初めから掃除に対して前向きな気持ちを持っていた訳ではありません。「面倒臭い目」「何で私だけが掃除をしなければならないんだ甘」心ではそう思いながら掃除をしていました。そして正直なことを言えば、今でも心に余裕がない時は、そう思うこともあります。反省…

お片づけを通して、私は本当にた<さんのことを学ばせていただきました。その中でも目の前にあるモノに感謝をするという心の在り方が、人生や考え方を大き<変えました。 モノは大切に扱うことでその気持ちに答えてくれる。逆に粗末に扱えば自分自身が粗末にされ、他人からも粗末に扱われる。

感謝して使わせていただ<気持ちが、毎日を丁寧に過ごすことに繋がります。そうはいっても「気持ちが付いてこない!時間がない!」と思っている人にこそ掃除はおすすめなのです。私は忙しい時ほど、心を置き去りにしないために拭き掃除をするようにしています。

フローリングワイパーなどで、簡単に済ませることもできますが、おすすめは雑巾です。頭を下げて拭き掃除をすることで自然と感謝の気持ちが湧いてくるからです。また頭を下げ目線を下げることで、隅々の汚れや、普段気づかないような小さなキズなどにも気づ<ことができます。物事を一方的な方向から見るのではなく、違った角度や視点で見ることの大切さを掃除は教えてくれます。

「面倒だ!」という気持ちも視点を変えて、「どうせするなら楽しもう!!家族がいるから掃除をすることができる幸せが今ここにある!」というふうに捉えることができるようになりました。

そしてより掃除を楽しむために私がしていることは、「ありがとうこざいます」という言葉を口にしながら取り組むことです。「お家さん、雨の日も風の日も家族を守ってくださってありがとうございます」「トイレさん、あなた無しには生きていけません、ありがとうございます」。たまに何だそれ!と自分でツッコミを入れながら、掃除を楽し んでいます。多分、家族には奇妙な光景に写っているかもしれません(笑)。楽しむ心が一番大切なのです。

私が実践している床の拭き掃除の方法をご紹介しますので、感謝の心が芽生えるお掃除、みなさんもぜひ実践してみてください。

では、また来月お会いしましょう。

拭き掃除をすることで、部屋も心もすっきり!

【重曹水を使った拭き掃除】
私は、パケツに重曹水を作ってそこに浸した雑巾を絞って拭き掃除に使っています。前回も紹介した重曹水は、油汚れや皮脂汚れを落としてくれる優れモノ。洗剤を使わなくてもすっきり汚れが落ちるので、お子さんがいるこ家庭にもおすすめです。 雑巾は10枚<らい浸しておき、汚れたら毎回洗い流すのではなく、バケツの中に入っている雑巾から使っていくと時短にもなります。最終的には残った重曹水に使い終わった汚れた雑巾を入れ、30分程度浸して置くと汚れが浮いてきて雑巾の汚れも落とすことができますよ。


*材料・作り方*
ぬるま湯4リットルに重曹大さじ3を加えてよく溶かし、雑巾を浸します。


琉球新報 週刊かふうにて連載
コラム「ゆとりのち晴れのお片づけ」

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