琉球新報 週刊かふう

第4章 片づけをすることは自分と向き合うこと

みなさん、こんにちは。もりかどあゆみです。梅雨明けした沖縄。太陽がさんさんと照り、いよいよ夏本番ですね。 早いものでこのコラムも4 回目になります。前回の宿題、衣類の整理は進みましたか?あなたが持っていていた衣類にはどんなモノ達がありましたか? 片づけはただの作業ではありません。私はみなさんにモノを通して自分自身と向き合うということを意識してほしいのです。

ただ何となく持っているモノ、それはあなたをワクワクさせますか?断れないまま取ってある貰い物の衣類、あなた は本当にそれを必要としていますか?理由はそれぞれですが、優しい人ほどモノ持ちさんが多いのも事実です。
大事なことは、自分はどうしたいのかということ。

「片づけで人生が変わる!」という言葉を耳にしたことがある人も多いと思います。片づけで人生が変わるのは、モノを整理する中で判断力がつき、主導権を自分に取り戻すことができるから。 「人生の主役は自分」そのことを忘れず、ひとっひとつのモノと向き合うことを楽しんでくださいね。
さて、衣類の次は、かばん・アクセサリー・帽子・スカーフなどの小物です。お洒落な人ほど数が多いのではないでしょうか。 多いからダメ。少ないから良いというワケではありませんが、モノの量が増えると管理するためのスペースと時間 が必要だということを忘れないでください。

私はかなりズボラな性格です。だからこそ、モノを持たない選択をしました。私が普段持っ ているかばんは3つだけ。ひとつは、もう5年以上使っています。 かばんを減らしたことで困ったことは一度もありません。逆に、中身の入れ替えが面倒だった頃に比べ、今は快適な生活になりました。

モノを多く持っていることが豊かさだとは限りません。私の考える本当の豊かさとは、今あるモノに感謝し大切に 扱う心のこと。これはモノだけではありません。人、そして家族、目の前のことに感謝する心を持つことで丁寧に暮らすことができます。
丁寧な暮らしを送ることで、自分自身を大切にすることができ、人生の充実感.満足度が高まつていきます。

片づけは、ただの作業ではありません。あなたの人生の基盤づくりともいえるのです。

私が持っているお気に入りのかばんたち。


琉球新報 週刊かふうにて連載
コラム「ゆとりのち晴れのお片づけ」

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