琉球新報 週刊かふう

第1章 何のためにするの?

初めまして。今回嬉しいご縁を頂きまして、お片づけのコラムを担当させていただきます、整理収納 Ayus style 代表の”もりかどあゆみ”です。
私は、オトーリの島・宮古島で生まれ育ちました。島育ちの私の性格はというと、楽観的で面倒臭がり、そして昼寝大好き人間。いかにも南国女子(?)といった感じです。

そんな私の人生テーマは、『自分らしく生きる』こと。周りと比べず、自分の可能性を倍じて進化し続ける…。夢は、お片づけ界の大谷翔平と言ったところでしょうか、もちろん彼のようなマルチプレーヤーになることです。 今でこそお片づけの先生として活動をしていますが、最初から片づけが好きだったワケではありません。ただ生活するために仕方なく「片づけないといけないな〜」といった感じでやっていました。

そんな私でしたが、6年前の家づくりで整理収納を学ぶきっかけと巡り合います。一生に一度の大きな買い物だからこそ後悔したくない。そんな思いで学びをスタートさせました。既に感じている方もいるかと思いますが、片づけの学びを深めれば深めるほど、部屋と心は深く関係しているということに気付かされます。 私には3 人の息子がいますが、6 年前の私はガミガミのイライラ犀さんといった感じだったでしょう(多分)。自分に自伯がなく、いつも周りと比較している。そんな感じで過ごしていましたが、32歳を超えたあたりから「私、このままでいいのかな?」という思いが湧いてきました。 「このまま私の人生終わるのは嫌だ!!」と言ったモヤモヤから一歩抜け出すために、家中の片づけを始めました。すべてはこれまでの自分にカタをつけ、なりたい自分になるためです。

片づけは、理想の自分と暮らしを思い描くことから始まります。それでも続かないという人の多くは、片づける目的が曖昧だからです。何のために片づけたいのか、片づけることで何を手に入れたいのか。私は理想の自分を手に入れるために片づけを始めました。するとも「みなさんは何のために片づけをしますか?」これを来月までの宿題として、次回は実践的なことをお話ししていきたいと思います。

キッチンカウンターは、収納力が大事。食器類やキッチン用品を収めるだけでなく効率的な動線との連携も重要になってきます。

部屋の用途を限定しないのも片付けの知恵。ダイニングには多目的のテーブルセットを2 つ置き、自由な使い方を楽しむ。


琉球新報 週刊かふうにて連載
コラム「ゆとりのち晴れのお片づけ」

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